【波佐見焼】白山陶器の魅力とおすすめ商品

第一回グッドデザイン賞(1960)、ロングライフデザイン賞(1977)を受賞したこの白山陶器の「G型しょうゆさし」は半世紀以上もの間、日本の食卓に上がっています。

シンプルで美しいデザイン
持ちやすい上部のくびれ
安定感のある底
緩やかなカーブ
液だれをしにくいかたち

この記事では、そんな「G型しょうゆさし」をはじめとした、白山陶器の魅力について解説していきたいと思います。

白山陶器とは

白山陶器は、長崎県の波佐見焼を製造する白山陶器株式会社のブランドです。
白山陶器株式会社は1779年に創業し、今の株式会社の形になったのは1958年。「なにより使いやすく生活の中になじむこと」をポリシーとして、白山食器を作り続けています。
庶民にも手が届く良質な食器を提供してきた波佐見焼のありように通じるものがありますね。

白山陶器にとって器づくりの原点は「なにより使いやすく、生活の中になじむものである」ということです。
デザインや品質が器の機能をどう高め、使う人の愛着にどう応えてゆけるかをテーマに、人々がその器を使う生活シーンをイメージするところから器づくりが始まります。
デザインから成型、絵付、施釉、焼成まで全ての工程を自社内において一貫生産し、天草陶石という良質な素材を活かし、確かな技術で器を完成させています。
これまで戴いてきたグッドデザイン賞やロングライフデザイン賞をはじめとする数多くの賞は、私たちの大きな誇りです。
これからも白山陶器は、時代を超えて人々に愛される器をつくり続けてまいります。

白山陶器株式会社 白山陶器株式会社会社案内 http://www.hakusan-porcelain.co.jp/about.html

白山陶器のルーツ・波佐見焼の歴史

波佐見焼とは、長崎県中央北部にある波佐見町およびその周辺で作られる陶磁器(※)のことで約400年の歴史があります。日常の生活で使う器として広く用いられ、民藝品としても評価されました。

慶長4年(1599年)、磁気の生産に力を入れていた大村藩では波佐見町村木の畑ノ原、古皿屋、山似田で連房式階段状登窯が築かれ、庶民向けの日常食器が数多く生産されました。
ここで作られる多くの食器は、壊れにくい・厚手・素朴・手頃な価格といった特徴で、庶民の食文化を大きく変え、生活を豊かに彩りました。また、海外にも販路を広げ、
日蘭貿易の最盛期・1650年頃から明治末期頃まで長崎の出島から盛んに輸出されました。

庶民の器として誕生してから長い月日を流れてもなお愛される波佐見焼。
「磁器製品は高級で手が届かないもの」という常識を変え、日本の食文化の発展に大きな影響を与えたのです。

「G型しょうゆさし」から考える白山陶器の魅力

1958年から製造を続けている「G型しょうゆさし」は半世紀を超えた現在も生産されており、2018年にはロングライフデザイン・グッドデザイン賞を受賞しています。
その時の審査員の評価コメントは、白山陶器の魅力を端的に表していると私は考えています。

暮らし方が変わっても私たちの本質的な部分は変わらない、そんなことを考えさせてくれるプロダクト。
磁器の質感とフォルムがいつまでもモダンで、和食だけではなく洋風の食卓にも似合う醤油差しだ。親指と中指で首の部分をつまむとちょうど蓋の穴に人差し指がかかり、穴をおさえながら醤油の一滴を調節する所作もエレガントだ。使うたびに背筋が伸びるお手本のようなデザインである。

白山食器株式会社 G型しょうゆさし http://www.hakusan-porcelain.co.jp/products-G-gata.html

白山陶器はシンプルなデザインで、だからこそ時代に左右されることなく、長く使い続けることができます。そして、和食はもちろん、洋食、中華、どんな食事にも合います。

「いい食器を長く丁寧に使っていきたいんだよね。白山陶器はその点とてもいいよ」

白山食器を愛用している友達はそう言ってこの食器を紹介してくれました。
私自身、食器は大好きで買い物の際はいつも見て回るのですが、欲しいものを欲しいだけ買っていたら際限がないですし、どんな料理にも合うシンプルなデザインで食器をまとめて、買い過ぎないようにしたいと考えているので、白山陶器はとても魅力的だと感じました。

おすすめの白山陶器

さて、ここまでで白山陶器の魅力をお伝えしてきましたが、具体的な商品にはどういったものがあるのか気になる方のために、いくつか紹介していきたいと思います。

G型しょうゆさし

冒頭でも紹介したこのG型しょうゆさしは、白山陶器の代表的な商品です。
シンプルで美しいデザイン、持ちやすい上部のくびれ、安定感のある底、緩やかなカーブを描く注ぎ口、液だれをしにくいかたち。長く愛されているこのしょうゆさし、一度は使ってみたいものです。

平茶わん

G型しょうゆさしを始めとした様々な白山陶器のデザインを手掛けている森正洋氏の作品です。様々な色柄がリリースされているので、自分用のお気に入りを一つ見つけられたら素敵ですね。
浅めの碗は内側が広く見え、模様も楽しめます。飯椀としてだけでなく小付・小鉢など多用途に使えるので、シンプルなデザインの茶碗で食卓をまとめてもいいですし、ユニークな色柄を食卓の差し色にしてもいいと思います。

CALM パンプレート

白磁に水紋のように付いているグレーのパターンは、近くで見ると「とびかんな」で模様が施されていて、遠くから見た時とはまた違った顔をしていて、飽きのこないデザインです。
白い色なので、パンは勿論、色の濃い食材や料理が引き立つ食器だと思います。

その他

白山陶器株式会社のHPでは、他にも様々な魅力的な商品が紹介されています。
あなたの欲しい一枚がここで見つかるかもしれません。下記の白山陶器株式会社のHPリンクをチェックしてみて下さい。

http://www.hakusan-porcelain.co.jp/products-index.html

私がHPで特にいいなと思ったのは「TOMOE」「丸紋つなぎ」「木の間」「BRIC」です。

鉢と皿の中間のようなデザインで盛り付けのしやすい「TOMOE」は和・洋・中のメニューを問わず、幅広く使うことができます。

和風な柄が魅力的な「丸紋つなぎ」や、白磁と藍色の濃淡が美しい「木の間」は和食によく合う伝統的なデザインが魅力的です

明るいカラーが基調の長方形の小皿がスライドしてつながっている「BRIC」のミニトレイは、前菜用の皿やアクセサリー入れにも使えますし、シンプルなデザインなので使うシーンを選びません。